ロンドン行きを前にして海外旅行経験の豊富な作家のM氏に御会いして来ました。
最初に個展会場で御会いして本日御会いするのは2度目です。。。という事で非常に緊張しましたぁ。
勿論イラストレーターとして話をするので今後の方向性等についてお話するわけですが…自分を再発見しましたよぉ〜自分を語るのが下手なのです。
何処へ行ってもわりと聞き役にまわってしまい、そんな一面を「聞き上手」という長所として自覚していたのですが、裏を返せば「話し下手」
いやいや一般的な会話においてはそんなに話し下手ではないのですが、自分の一方的な考え等をどんどん話す事が出来ないのです。
せっかく「おばちゃん年齢」になってきているのに、そういう部分が全然おばちゃんになってないんですよね〜
「相手が何を話してもらいたいと思っているのか」…常にそれが頭から離れない。
芸人魂も不思議に加味されていて相手に受けないと落ち込むタイプなのですよ。…この場合「受ける」というのは必ずしも笑いという事ではなく、「それがどうしたの」的反応を感じると話し続ける事が出来なくなるのです。
(そして聞き手にまわる時は「それがどうしたの」と思う事があっても思って無いように見せるのに必死なのです…)
それがイラストレーターという自分自身の存在価値そのものを語る場合「それがどうしたの」だともう生きて行けない〜で、ものすごく緊張したわけです。
「どんな画家が好きですか」と質問されて頭の中真っ白! 誰の名前も浮かんでこない!
まるで面接試験みたいでした。トホホです。
そんな緊張の一時を終えての帰り道、夕日に照らされた荻窪税務署の光景を見て「なんか中国みたいだな〜」と思いました。異国へトリップした感じ。
緊張の一時は自分の頭の中がどっかにいっちゃってるんでしょうな〜。情けなや。