締切を目指してのイラスト制作活動は学生時代の定期試験ににています。
細かい事にだんだん気をまわせなくなり、終ったらあれをしようこれをしようと夢みて、部屋はだんだん散らかって行きます。
で、作品ファイルのお披露目を終えて、今日は部屋のお片付け。
山盛りの資料を次回の活動に向けて整理整頓。そしてボンヤリ昨日の事を思い返していた一日でした。。。
その昔、たった半年芸大受験用予備校に通っていた時に、そこの講師から評された事は理解出来ない事が多かったのに、(それで絵を描かなくなっちゃいました)
最近 自分の絵について諸先輩方の言われる事は逆に自分が思っていた事とかなり近くなりました。
この線で描けば合格出来るという、確信を持って教える立場で物を言う予備校講師と
その絵があたるかどうか等を的確に見通せる事は出来ないという認識にある現役業界人としても物の見方の違いによるのか?(つまり見方に幅を持たせているぶんだけ共通項も増えるといいますか…)
受験は合格出来るか出来ないか。クリエーターは売れるか売れないかが最終ポイントですが、いくら客観的に絵を見ようしてしも個人の好みを抜きに物を語れる人はいません。
それが作り手にとっては命とりだったり、救いだったりするんだよな〜
簡単に言えば人の批判で「悪い事は忘れて、良い事だけ信じる」とか?(笑)
それってまるで占いみたいですけど、当たるか当たらないかって未来を占うような部分ありますもんね〜
私が諸先輩方の言われる事に納得出来るようになってきたのは
大人になって人の話に耳を傾けられるようになったからではないと思ってます。
絵を見たり描いたり仕事してきてみて自分も同じように感じてきているって事だと思います。でも勿論100%納得という事はありませんよ。そもそも人によって言うこと微妙に違ぅ。共通している6,70%の部分は私も感じている部分でした。
そんな事を考えつつフジテレビの「ごちそうさま」を観ていたら、実は画家志望だったという小野ヤスシさんが「(芸能人の中では)鶴太郎の絵が上手い! 時間をかけるなら上手に描けるものだが、ああいう時間をかけずに描いたものには上手さが出るんだ」というような事を言ってましたがね。
「リアルに描くと上手いと言われるならリアルに描こう」と言ってた時間をかけて丁寧に描く加山雄三の絵は駄目って感じなのかしらね。
そうそう一般人はリアルだと上手だと思うのよ。
そしてイラストの場合、最終判断をくだすのが一般人であるという要素もあるのが、また難しいんだなぁ〜
【絵の解説】
鶴太郎さんが魚をよく描くということで「魚」
上手さよりも個性が求められている、現在の奥田。
個性強すぎディフォルメしすぎだと「なんだかわかんな〜い」と一般人に言われてしまう危険あり。