…「富士サファリパーク」に行った話じゃないよ〜ん。
最近活躍している"はしのえみ"さんが下積時代に欽ちゃんから「やりたい事より向いている事を探してみたら」とアドバイスを受けたそうです。
岡本太郎氏は「得意な事より何をしたいかだ」とか言ってました。
目指す物が違うのかもしれませんが、まるで逆の発想ですよね。
人生のアプローチは人それぞれと言うことでしょうか〜
私のイラストレーター道も一方通行を逆に侵入したようなものですから、人それぞれという事にしていただかないと進みようがなくなります。
普通技術的には…
就学前はクレヨンで、小学校に入ると鉛筆で漫画など真似てみたり…そのうち絵具を使いだし、専門的に絵を習いはじめ…仕事を意識するようになると、それまで手描きで描いていたものをパソコンでの処理に置換えて行くようになる…というような流れでしょうか。
ところが私の場合はいきなりパソコンで描いてました。
絵を描きはじめる時は既に学生ではなく、パソコンの全盛期に入っていたものですから…
その点において自分の流れが人と違うことは認識していたのですが、最近になってメンタル的な部分も順序が逆なんだと感じるようになってます。
普通メンタル的には…
まず絵を描くのが好きで憧れの先輩がいたりして、そのスタイルを真似てみたり描きたい物を目的もなく描いていてる…そのうち仕事という事になると好きな物ばかりも描いていられず、絵が仕事の中で果たす役割を計っていくようになる…という流れではないかしら。
ところが私ときたら、まずイラストの仕事でもしてみようかという所から始まっている。自分の絵の世界をまったく作る間もなく仕事がはじまって、仕事にあわせて絵を描いている〜これではいかんのですよ。たぶん。
今日自分の描きたい物を描いてみようと竹ペンを手にしたところ、単純な発想で「富士山」なんか描いている。それだけじゃ寂しいので「富士サファリパーク」も描き加えてる。
なんて貧困な発想!! 自分の描きたい物って「富士サファリパーク」なのかい!?
イラストの仕事でもしてみようか。自分にイラストなんて描けるんだろうか。…技術的な事ばかり意識してきたけど、今や問題は「何を描くか」という所にやってきました。